こんにちは、SEO≪セオ≫です。
私は無月経の状態から約2年の不妊治療で妊娠する事が出来ました。
それでは前回に引き続き、不妊治療のお話をします。
進歩
治療のおかげでいくつか進歩がありました。
自発生理
まず病院に通い始めて半年以上経ったころ。
初めの進歩は薬に頼らず自発的に生理が来たことですね。
きっと普通は当たり前のように生理が来て、なんならその毎月来る生理が煩わしくて、「生理なんてなければいいのに」って思うものなのかもしれません。
私も『生理がなくて楽だ。』なんて思っていましたが、子供を望むようになってから、やっとその生理の大切さを身をもって理解しました。
無月経の私にとっては、その当たり前の自発生理が来たことさえも、大きな進歩でした。
ホルモン値の改善
通院8か月が経った頃。
私もともとは体毛が細く薄く、処理しなくてもよく見ないと分からない程でした。
ところが生理不順が酷くなるにつれ、あちらこちら毛が濃く太くなっていきました。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)(詳しくはコチラ)の特徴の一つ。
男性ホルモンが過剰に分泌されて男性化し、多毛症の状態になっていたのです。
腕やすねも毛が太くなり目立つようになってしまい、鼻の下やあごの産毛も一部太くなり髭のような毛が数本生えてくるようになりました。
なかなかショックです…。
しかし治療を進めていくうちに男性ホルモンの過剰分泌が抑えられるようになり、また元のように体毛が細く薄くなってホルモン値も改善されていきました。
それにしても『男性化』ってワードはなかなか衝撃的でしたね(゚Д゚;)
卵胞が育つ
通院1年が過ぎた頃、クロミッド(詳しくはコチラ)を使用してですが、卵胞が排卵させられる大きさ(約20mm)にまで育つようになりました。
これもまた大きな進歩でした。
1年かけてやっと、スタートラインに立てそうなところまで来ました。
排卵と高温期
卵胞の成長と同時に、排卵させる作用のあるHCG注射で、ついに排卵成功!!
排卵と共にハッキリと区別のつく高温期に突入。


停滞
このまま妊娠まで快進撃が続けばと期待していたのですが・・・
リセットが続く
不妊治療・妊活でのリセットとは、生理が来る、または生理を起こす事を指します。
薬を使用しながらも卵胞が育つようになり、注射をしながらも排卵させられるようになり、もうあとはタイミングだけだ!と期待しかありませんでした。
でもそう簡単にはいきませんでした。
毎回毎回うまくはいかず、成長しきる前に卵胞がしぼんでしまう事もありました。
なんとか排卵させられても、なかなか妊娠には至りませんでした。
クロミッドの欠点
不妊治療開始から1年4ヵ月程経った頃。
これまで長期でクロミッドを使用してきた為、クロミッドの欠点でもある、
- 頚管粘液の分泌抑制
- 子宮内膜が薄くなる
等の悪影響が出てきてしまいました。


頚管粘液が減少すると、精子が子宮頚管を通過しにくくなります。
子宮内膜が薄くなると、受精卵が着床しにくくなります。
どうにか受精しても着床しなければ意味がなくなってしまいます。
経血となる内膜が薄くなり少なくなっているため、生理は3・4日で終わってしまう事もありました。
私はクロミッドが効きにくく、しばらくの間、初めの頃の倍の量を使用していたのですが、ちょうどこの頃にクロミッドの量を元に戻しても卵胞が育つことがありました。
なので子宮内膜の厚さを戻すためにも、一旦クロミッドをお休みすることに。
自力で卵胞を大きく育てることに挑戦!となりました。
いざ挑戦!
薬に頼らずに卵胞は育っているのか否か、排卵予定日に病院へ。
診てもらった結果…
残念なことにうまく育ってはいませんでした。
やはり薬に頼らないとダメでした…。
まだ若かった事もあり経済力が乏しく、金銭的に苦しかったので、今まであまり費用のかからない方法だけでお願いして診てもらってきました。
しかし医師もさすがに今の治療法に限界を感じてきたのか、
「そろそろ治療法を変える事も考えたほうがいいかもしれないね。」
と言われてしまいました。
こうなることは予想していなかったわけではありませんが、結果が残念だったことや今後の金銭的な事を考えたりして、その後はもうため息しかでませんでした。


そしてまた2週間程して、診察と今後どうしていくか話し合うため病院へ行きました。
ところが、診察で医師からまさかの一言!!


ん…?
排卵してるねぇ!


・・・えっ!?
なんと!
周期的にはかなり遅くズレていたのですが、まさかの自然排卵していたのです!!
しかも、子宮内膜もちゃんと厚くなってましたヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
さてこの後順調にいくのでしょうか!?
続きはまた次回。


それでは。