こんにちは、SEO≪セオ≫です。
私は無月経の状態から約2年の不妊治療で妊娠する事が出来ました。
それでは前回に引き続き、その不妊治療のお話をします。
これからお話する処方薬・治療法については、あくまでも私の症状や体質に対するものですので、参考程度にとどめておいてください。
薬での治療開始
まずは高プロラクチン血症にはカバサール、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)にはクロミッドというお薬が処方されました。
カバサール
プロラクチン(プロラクチンについてはこちら)の分泌を抑制する作用のあるお薬です。
これを服用することによって、高プロラクチン状態を改善します。
クロミッド
排卵誘発剤と言われるお薬です。
性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモン)の分泌を増やす働きがあります。
卵胞刺激ホルモンにより卵胞が成熟し、黄体形成ホルモンにより排卵がうながされます。
スケジュールにそって服用するタイミングや期間などを医師から指示されます。


その他のお薬も
治療していくうちに、状態に合わせて他のお薬も使用されました。
デュファストン
黄体期に黄体ホルモンが不足している場合など、黄体ホルモンを補い改善するお薬です。
(黄体期は基礎体温の高温期にあたる期間です。)
子宮内膜を充実させ、受精卵が着床しやすい状態にします。
さらに、着床後も分泌が続き、妊娠を維持する働きをします。
温経湯<ウンケイトウ>(漢方)
血液循環をよくして手先のほてりをとる一方、体全体をあたためる作用があります。
また、乾燥した皮膚を潤したり、ホルモンのバランスを整える効果も期待できます。
生理不順や生理痛、更年期障害、頭痛、足腰の冷えや痛み、冷えのぼせ、しもやけ、指掌角皮症(主婦湿疹)などに適しています。
不妊治療の補助に用いられることもあります。
当帰芍薬散<トウキシャクヤクサン>(漢方)
血行をよくして体をあたため、貧血症状を改善します。
また、痛みをやわらげたり、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。
体の疲れ、冷え性、貧血症状、生理不順、生理痛、生理前後の不快症状、不妊症、むくみ、頭痛、めまい、肩こり、更年期障害などに広く適応します。
HCG注射
黄体化ホルモンと同様の働きがあり、成熟した卵胞に作用して排卵を促すお薬です。
注射をしてから約36時間後に排卵が起こります。
治療効果と感想
効果と変化
治療をしていくうち、これらの薬のおかげで色々と変化がありました。
- 基礎体温が少しですが上がりました。初めの頃は低い時は36.0℃だったのが、次第に低くても36.2℃と、0.2℃の僅かな違いなのですが、なんだか体がポカポカして、暑いと思うことが増えました。漢方のおかげ?
- 安定はしないものの自然に生理がくることも増えました。
- クロミッドだけでは排卵し難かったので、トドメのHCG注射で排卵成功率UP!!


実際の使用した感想
薬というものは副作用もつきものですが、私の場合、治療中は吐き気がして気持ち悪くなることがよくありました。
胃がムカつくというか、胃もたれのような感じというか、ゲップ(汚くてすみません。汗)もよく出ていました。
HCG注射はお尻に筋肉注射をしていたのですが、なかなかの痛みでしたね。
私は注射が特に苦手というわけではないのですが…。
HCGの注射針が太めで刺されるのも痛かったですし、注射の後に薬液がどんどん痛くなってきて「くぅ~( ;∀;)」とグッと拳を握りしめ、懸命に痛みをこらえていました。
HCGは看護師さん曰く、ドロドロとした液で痛いんだそうです(><;)
こんな痛い話をしたら、怖くなっちゃいますかね?
でもまだ見ぬ我が子を授かる為なら頑張れるんですよ。


これを卵子が排卵できるまでの大きさ(20mm位)に無事に育ったら、周期ごとに毎回行われるのです。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の患者にとっては、こうして副作用や痛みに耐えて頑張っても、排卵することは当たり前ではありません。
卵子が途中でしぼんでしまったり、発育不良等で排卵できない事もよくあるのです。
そして排卵に成功したときには、
「なんとか無事に排卵できる大きさまで育った!」
「排卵させられた!」
という喜びと同時に、このHCG注射の痛みが待っていたので少々複雑だったのも確かです(^^;)
でも、これも赤ちゃんを迎える為!!と何度も頑張りました。
そんなこんなで頑張っていた私ですが、今だからこそ言える本音も・・・。
続きはまた次回。


それでは。